【PassCode】今田夢菜が勇退・芸能界引退|あれから5年、シャウトで魅了した彼女とPassCodeのその後
「この小さな身体のどこから、こんな声が出るんだ?」
PassCodeを初めて聴いたとき、今田夢菜さんのシャウトに驚いた人は多いのではないでしょうか。
可愛らしいルックスからは想像できないほど激しいシャウト。
PassCodeというグループの大きな個性のひとつだったのが、今田夢菜さんの歌声でした。
しかし、2021年8月3日。
PassCodeから、今田夢菜さんがグループを勇退し、芸能界を引退することが発表されました。
あれから5年。
今回は、今田夢菜さんがPassCodeで残したもの、そして勇退後のPassCodeがどのような道を歩んできたのかを、あらためて振り返ってみたいと思います。
今田夢菜がPassCodeを勇退、芸能界を引退
2021年8月3日、PassCode公式サイトで今田夢菜さんについての発表がありました。
それまで体調不良のため7月から活動を休止していましたが、メンバーやスタッフとの協議を重ねた結果、本人の意思を尊重し、8月3日をもってPassCodeを勇退、芸能界を引退することになったと発表されました。
突然の発表に驚いたファンも多かったと思います。
私自身も、今田夢菜さんのいるPassCodeが好きだったので、このニュースにはかなり衝撃を受けました。
今田夢菜の魅力は、やっぱり「シャウト」
PassCodeの楽曲を初めて聴いたとき、特に印象に残るのが激しいシャウトです。
そして、その中心にいたのが今田夢菜さんでした。
PassCodeはアイドルという枠だけでは語れない、ラウドロックやスクリーモ、メタルコアなどの要素を取り入れた独自の音楽性を持つグループ。
その中で、今田夢菜さんのシャウトはPassCodeを象徴する存在のひとつだったと思います。
個人的には、
「アイドルがこんな声を出すのか」
というギャップがものすごく魅力的でした。
見た目とのギャップ。
普段の雰囲気とのギャップ。
そして、ステージに立ったときの爆発力。
このギャップこそ、今田夢菜さんの大きな魅力だったのではないでしょうか。
本人が語った「心身のバランス」
今田夢菜さん自身も、勇退を発表した際にコメントを寄せています。
PassCodeとして活動を始めた当初は「すごく楽しくて」、ライブも毎日やりたいと思うほどPassCodeが大好きだったと振り返っています。
一方で、2017年には卵巣の嚢胞性腫瘤のため活動を休止。
その後復帰してからは、ステージや活動に対して不安を感じることが多くなり、心身のバランスが取れなくなっていったことを明かしました。
「やらないといけない」と分かっていても気持ちがついてこない。
ライブで失敗したらどうしよう。
みんなに迷惑をかけたらどうしよう。
そうした思いを抱えながら活動を続けていたことが、本人のコメントから伝わってきます。
だからこそ、これは単純な「脱退」という言葉ではなく、PassCode公式が使った「勇退」という言葉が印象に残ります。
それでもPassCodeは活動を続けた
今田夢菜さんの勇退は、PassCodeにとって非常に大きな出来事でした。
長い間、4人で活動してきたグループだったからです。
メンバーの南菜生さんも当時のコメントで、4人でPassCodeをできるだけ長く続けようとしてきたこと、そして今田さんがステージから降りる決断をしたなら、その決断を尊重したいという思いを語っています。
そしてPassCodeは、活動を続けることを選びました。
有馬えみりが加入、新しいPassCodeへ
今田夢菜さんの勇退後、PassCodeには新メンバーとして有馬えみりさんが加入しました。
有馬さんは以前からメタル系の音楽活動をしており、強烈なシャウトを武器としていたメンバーです。
当然ながら、ファンの中には、
「今田夢菜がいなくなったPassCodeはどうなるんだろう?」
と思った人もいたでしょう。
今田さんの存在が大きかっただけに、新体制には大きなプレッシャーがあったはずです。
実際、当時のライブレポートでも、今田さんの勇退と有馬さんの加入はPassCodeにとって大きな転機だったとされています。
しかし、有馬えみりさんは新しいシャウトをPassCodeに持ち込み、グループは前へ進んでいきました。
そして2022年、日本武道館へ
ここが、今田夢菜さんの勇退を振り返るうえで非常に重要なポイントです。
PassCodeは2022年2月12日、ついに日本武道館のステージに立ちました。
これは、今田夢菜さんの勇退からわずか半年ほど後の出来事です。
しかも、この日本武道館公演では、今田夢菜さんの存在をなかったことにするのではなく、PassCodeが歩んできた歴史の一部として彼女の映像が使用されました。
「ATLAS」では、スクリーンに映し出された今田夢菜さんの映像と、ステージ上の有馬えみりさんの歌声が重なる演出もありました。
これはかなり象徴的な場面だったと思います。
過去を捨てて新しくなるのではなく、
過去を背負ったまま、次へ進む。
それが、このときのPassCodeだったのではないでしょうか。
今田夢菜が残したもの
今田夢菜さんがPassCodeに在籍していた期間は、決して「過去のメンバー」という一言だけでは片付けられません。
PassCodeが現在につながっていくための重要な時代を作ったメンバーです。
特に、PassCodeというグループを知らない人にまで、
「アイドルなのに、こんなに激しい音楽をやるの?」
と思わせる力があった。
その大きな理由のひとつが、今田夢菜さんのシャウトだったのではないでしょうか。
そして、彼女が勇退したあともPassCodeが活動を続け、日本武道館にまでたどり着いたことを考えると、今田さんが作った歴史もまた、現在のPassCodeにつながっているのだと思います。
2026年、PassCodeはさらに先へ
今田夢菜さんの勇退から5年。
PassCodeはその後も活動を続けています。
2026年には結成10周年の節目を迎え、新たなシングル「Liberator」もリリースされています。
2021年のあの日に、
「今田夢菜がいなくなったPassCodeはどうなるのか」
と思ったファンもいたでしょう。
しかし、PassCodeは活動を止めませんでした。
そして、有馬えみりさんを迎えた新しいPassCodeとして、日本武道館という大きな舞台にも立ちました。
これは今田夢菜さんの勇退を考えるうえで、とても大きな意味を持つことだと思います。
今田夢菜のシャウトは、今もPassCodeの歴史の中にある
PassCodeを聴いていて、今田夢菜さんのシャウトを思い出すことがあります。
あの声をもうステージで聴くことはできません。
それでも、彼女がPassCodeで残した楽曲やライブ、そしてファンの記憶まで消えるわけではありません。
2021年8月3日。
今田夢菜さんはPassCodeを勇退し、芸能界を引退しました。
けれど、その6年間がPassCodeからなくなったわけではありません。
むしろ、その歴史があったからこそ、PassCodeは次のステージへ進むことができた。
そう考えると、今田夢菜さんの勇退はPassCodeの「終わり」ではなく、ひとつの時代から次の時代へ進むための、大きな転換点だったのだと思います。
今田夢菜さん、本当にお疲れさまでした。
そして、これからもPassCodeの歴史がどこまで続いていくのか、楽しみにしています。
※この記事は2021年8月に公開した記事をもとに、2026年9月時点で確認できる情報を加えて加筆・修正したものです。
今田夢菜さんが在籍していた頃のPassCodeの楽曲を、あらためて聴いてみるのもおすすめです。
