プロ野球 大谷翔平選手の代理人が決定
プロ野球北海道日本ハムの大谷翔平選手が7日、「向こう(米大リーグ)に行くためにこのタイミングで(移籍交渉を委ねる代理人を)決めた」として、今オフにポスティングシステム(入札制度)を使って大リーグに挑戦する意向を明らかにしました。
大谷選手が米移籍の希望を自らの言葉で話したのは初めてです。
代理人はネズ・バレロ氏
アメリカ合衆国の大手エージェンシーの1つである
CAA(クリエイティブ・アーティスツ・エージェンシー)でスポーツ部門の
筆頭代理人を務めてるかたです。
日本人選手では青木宣親外野手・田沢純一投手・斎藤隆氏の代理人も務めました。
マリナーズの元
過去のポスティング制度(2012年まで)
当該選手との契約交渉を希望するMLB球団は、MLBコミッショナーの告知から4業務日以内に交渉権の対価となる金額を非公開で入札。
最高金額を入札した球団に当該選手との30日間の独占交渉権が与えられ、当該選手は移籍先球団を選ぶことができなかった。
MLBコミッショナー事務局やMLB選手会による契約条項の照会は交渉期限後で構わなかったため、基本合意後に付帯条項など契約の細部の調整をすることが可能だった。
最高金額を入札した球団に当該選手との30日間の独占交渉権が与えられ、当該選手は移籍先球団を選ぶことができなかった。
MLBコミッショナー事務局やMLB選手会による契約条項の照会は交渉期限後で構わなかったため、基本合意後に付帯条項など契約の細部の調整をすることが可能だった。
交渉権の対価となる入札金に上限はなく、当該選手とMLB球団との契約が成立した場合に全額が一括で支払われる制度となっていた。
交渉期限内に入札したMLB球団との契約合意がなかった場合は入札金は支払われず、翌年の11月1日までポスティングの再申請はできない点は現行制度と同じだが、入札球団がなかった場合はポスティングの再申請が可能だった。
交渉期限内に入札したMLB球団との契約合意がなかった場合は入札金は支払われず、翌年の11月1日までポスティングの再申請はできない点は現行制度と同じだが、入札球団がなかった場合はポスティングの再申請が可能だった。
旧ポスティング制度で選手契約した日本人選手
2000年 | イチロー | オリックス・ブルーウェーブ | シアトル・マリナーズ | 1312万5000ドル |
2001年 | 石井一久 | ヤクルトスワローズ | ロサンゼルス・ドジャース | 1126万4055ドル |
2002年 | ラモン・ラミーレス | 広島東洋カープ | ニューヨーク・ヤンキース | 30万50ドル |
2003年 | 大塚晶文 | 中日ドラゴンズ | サンディエゴ・パドレス | 30万ドル |
2004年 | 中村紀洋 | オリックス・バファローズ | ロサンゼルス・ドジャース | 非公表 |
2005年 | 森慎二 | 西武ライオンズ | タンパベイ・デビルレイズ | 75万ドル |
2006年 | 松坂大輔 | 西武ライオンズ | ボストン・レッドソックス | 5111万1111ドル11セント |
岩村明憲 | 東京ヤクルトスワローズ | タンパベイ・デビルレイズ | 450万ドル | |
井川慶 | 阪神タイガース | ニューヨーク・ヤンキース | 2600万194ドル | |
2010年 | 西岡剛 | 千葉ロッテマリーンズ | ミネソタ・ツインズ | 532万9000ドル |
2011年 | 青木宣親 | 東京ヤクルトスワローズ | ミルウォーキー・ブルワーズ | 250万ドル |
ダルビッシュ有 | 北海道日本ハムファイターズ | テキサス・レンジャーズ | 5170万3411ドル |
現制度で選手契約をした日本人選手
年度 | 選手 | 日本での所属球団 | 契約球団 | 譲渡金額 |
---|---|---|---|---|
2013年 | 田中将大 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | ニューヨーク・ヤンキース | 2000万ドル |
2015年 | 前田健太 | 広島東洋カープ | ロサンゼルス・ドジャース | 2000万ドル |
現制度では2000万ドルが上限となっていますので
大谷選手も2000万ドルが上限になります。
今後どうなるのか
投手としても打者としても二刀流で活躍した大谷選手がポスティング制度でメジャーに行った場合、投手としてなのか打者としてなのか
※MLBではアリーグ(アメリカンリーグ)にDH制がありナリーグ(ナショナルリーグ)には
どこの球団になるのかとても気になる部分ではあります。